新卒採用の新しいスタンダード、「インタラクティブ採用」とは?

インタラクティブ採用とは?

インタラクティブ採用とは、24時間365日参加できる「オンデマンド型の会社説明会」です。
企業説明会は、学生が企業を深く知る最初のきっかけであり、採用プロセスの中でも特に重要な接点です。その説明会を「インタラクティブ動画」に置き換えることで、学生はいつでもどこでも、気になるテーマを繰り返し視聴し、企業理解を深められます。

一方企業は、説明会の自動化により、省人化を実現することができ、学生行動データの活用で候補者体験を改善できます。

なぜ今、インタラクティブ採用が求められるのか?

超売り手市場

少子化による労働人口の減少を背景に、新卒採用市場は完全な売り手市場へと移行しました。
学生のエントリー数は減少傾向にあり、従来のように「数を集める」採用では成果が出にくくなっています。

今、企業に求められているのは、母集団の拡大よりも、接点を持った候補者を確実に活かす「歩留まり改善型」の採用戦略です。

Z世代が求める“タイパ”

Z世代の学生は、就職活動において「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する傾向が顕著です。SNSや動画プラットフォームの普及により、必要な情報を短時間で効率的に得る行動様式が定着しています。

オンラインでは効率を、オフラインでは体験を重視するというメリハリのある価値観が特徴です。

また、ゼミ・研究・インターン・学生起業など活動の幅が広がる一方、奨学金利用者は大学昼間部で55%を超え、経済的・時間的な制約を抱える学生も少なくありません。(※)

こうした背景から、学生は限られた時間で“自分にとって価値のある企業体験”を求めるようになっています。

※参照:
“日本学生支援機構「令和4年度 学生生活調査」

いびつな採用構造

学生が「限られた時間で効率よく必要な情報を得たい」と考える一方で、企業は「できるだけ多くの情報を伝え、できるだけ多くの学生と接点を持ちたい」と思っています。

この価値観のずれが、採用現場での大きなギャップを生んでいます。

タイパを重視する学生に対し、企業側が従来のスタイルのままでは、魅力的な候補者体験を提供することが難しくなっています。

候補者体験を再設計する重要性

学生とのギャップを埋めるためには、候補者自身が「いつ・どこで・どのように」体験するかを自由に選べる採用設計が必要です。

24時間365日参加できるオンライン説明会、知りたい情報にすぐアクセスできる仕組み、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド型の体験など、柔軟な選択肢を用意することが重要です。

こうした学生視点の体験設計こそが、これからの採用成功の鍵となります。

インタラクティブ動画で会社説明会を自動化

学生が企業を深く理解する最初の接点である「会社説明会」を自動化することは、候補者の体験を変え、候補者形成における最も重要なドライバーです。
これにより、学生が“自分のタイミング”で参加できる環境をつくり、参加ハードルを大きく下げることができます。

自動化によって、学生の行動には次のような変化が見られます。

学生の視聴行動データ

行動内容 割合・傾向
深夜帯(20時〜翌8時)に視聴 34.3%
土日祝日に視聴 14.8%
エントリー当日に視聴 44.1%
内定承諾者の平均視聴回数 5.5回

このように、時間や場所に縛られず、学生自身のペースで参加できる“オンデマンド型説明会”は、これまで取りこぼしていた層への接点拡大にもつながります。

説明会の自動化は、効率化と候補者形成の両立を実現する、インタラクティブ採用の第一歩です。

会社説明会の自動化に向けた大事な考え方

テクノロジーと採用担当者の役割を明確に分ける

テクノロジーと採用担当者の役割を明確に分ける

説明会のような“定型業務”はテクノロジーに任せ、人事担当者は“人にしかできない”コミュニケーションに時間を使うことが理想です。

MILを導入している企業では、空いたリソースを次のように再投資しています。

  • 最終面接の前後で、学生一人ひとりと5分の個別面談を実施
  • 悩みや興味に応じて、OB・OG訪問や先輩社員との座談会を個別設定
  • 視聴データを活用し、保留中の学生へ適切なフォローを実施

上司・決裁者レイヤ―の不安払拭

「動画にしたら志望度が下がるのでは?」「魅力が伝わらないのでは?」と懸念する声は少なくありません。特に“人”を中心としたビジネスでは、その傾向が強く見られます。

こうした場合は、
工数削減××時間/歩留まり××%改善/内定承諾率××%向上
といった実績データをもとに社内提案を行うのが効果的です。

また、仮に効果が限定的でも、インタラクティブ動画を通じて得られる行動データは、次回のライブ説明会改善にも活用できる貴重な資産となります。

自社にふさわしい説明会の自動化を目指す

自社にふさわしい説明会の自動化を目指す

MILでは、会社説明会を「人による実施」から「完全自動化」まで、5段階で自動化のレベルを定義しています。
費用対効果が一番高いレベル5の完全自動化、若しくは、人による説明と自動化を組み合わせるレベル4「ハイブリッド説明会」をおすすめしています。

ハイブリッド説明会の例としては、

  • ナビ媒体経由の学生には自動説明会、ダイレクトリクルーティングは採用担当者
  • 本選考後期は自動説明会、次年度のインターンは採用担当者

このように、無理なく自社に合った自動化体制を構築できます。

インタラクティブ採用が提供する価値

1.候補者形成

インタラクティブ採用では、学生は24時間365日、好きなタイミングで説明会に参加可能です。
例えば、深夜帯や土日、エントリー当日の視聴も可能で、説明会への参加障壁が圧倒的に低くなります。

また、説明会動画を通じて学生に「価値ある体験」を提供することで、学生の関心を引きつけ企業理解を深め、意向形成を自然に促進できます。
効率的な情報収集により、説明会視聴後のエントリー率・ES提出率・内定承諾率においても、従来型説明会に比べて大幅な向上が確認されています。

2.工数削減&リソース分配

毎年何十回・何百回と繰り返される定型化されたLIVE説明会を廃止し、人事担当者の数ヵ月分のリソース削減に成功しています。
空いたリソースは、母集団形成が足りない場合のスカウト作成や、インターン端境期の戦略的な時間配分、さらには学生への架電や座談会など、承諾率向上に必要な個別フォローに活用されています。

また、説明会の品質が登壇者によってばらつくという課題も、MILの動画活用により解消されます。常に同じクオリティの説明会を提供することで、候補者体験の安定化と採用活動の最適化を実現しています。

3.学生の興味関心度の可視化

動画の視聴時間やクリック履歴など、学生個人の行動データをもとに興味・関心度を可視化できます。
たとえば、説明会動画を90%以上視聴した学生や「ES提出はこちら」などの特定ボタンをタップした学生を抽出し、意向度の高い層をリスト化。
人的リソースを集中投下すべき対象が明確になり、効率的なフォローが可能になります。

さらに、ATSと連携することで行動データに応じたメッセージ内容の自動最適化も実現。
動画を視聴した学生にはES提出の案内、未視聴者には説明会参加を促すリマインドなど、学生ごとに適した情報提供が可能となり、歩留まりの改善にも大きく貢献します。

導入企業の成功事例

SocioFuture社の場合

説明会動画を90%以上視聴し、事前アンケートに回答した学生のみを次選考へ進めるという設計で、学生の本気度を可視化しつつ、歩留まりを大幅に改善しました。

  • 年間495時間の工数削減
  • 説明会参加率12%向上
  • ES提出率38%向上
  • 内定承諾率5%増(見込み)
  • 平均視聴時間43分、2.3回の再生回数

住友林業ホームエンジニアリング社の場合

  • 年間480時間の工数削減
  • 内定承諾率1.3場

アドソル日進社の場合

Zoomとの併用からMILに完全移行。
エントリー直後の動画配信で、説明会以降の候補者数・内定承諾者数ともに大幅に増加しました。

ニッタン社の場合

ニッタン社では、MILとLIVE配信(Zoom)を併用したハイブリッド型の説明会を実施。
候補者数は他施策が多かったものの、人が介在しないMILの説明会動画だけでも十分な成果を得られ、説明会回数の増加にも貢献しました。

インタラクティブ採用がもたらす新しい採用スタンダード

インタラクティブ採用は、単なる説明会のオンライン化ではなく、「採用活動そのものの構造を変える新しいスタンダード」です。

これまで相反していた「効率化」と「候補者体験の向上」、そして可視化できなかった学生行動の理解。これらを同時に実現するのが、MILの提唱する「インタラクティブ採用です。

ニッタン社の場合

ニッタン社では、MILとLIVE配信(Zoom)を併用したハイブリッド型の説明会を実施。
候補者数は他施策が多かったものの、人が介在しないMILの説明会動画だけでも十分な成果を得られ、説明会回数の増加にも貢献しました。

① 会社説明会の自動化が候補者体験を向上

採用プロセスの入り口である会社説明会を自動化することで、学生は24時間365日、自分のタイミングで情報にアクセスできるようになります。結果として、学生の満足度とエンゲージメントが高まり、企業理解や志望意欲の向上につながります。

② テクノロジーと人の役割分担を明確化

説明会などの定型業務はテクノロジーに任せ、採用担当者は学生との本質的なコミュニケーションに時間を使えます。たとえば、個別面談やフォローアップに再投資することで、「効率化」と「候補者の体験価値向上」を両立させます。

③ 興味・関心度の高い学生へのアプローチが可能

学生一人ひとりの視聴データやタップ行動を分析することで、「どの学生が、どの情報に興味を持ったのか」が可視化されます。興味・関心度の高い学生を早期に特定し、重点的にフォローできるため、歩留まり改善や内定承諾率の向上に直結します。

④ 採用戦略・戦術におけるPDCAの実現

動画視聴データをもとに、「どこで離脱したのか」「どのテーマが関心を集めたのか」などを把握。これにより、説明会内容や構成を定量的に見直すことができ、採用施策全体でPDCAを回すことが可能になります。説明会が「改善・進化」を続ける資産に変わります。

なぜMILが「インタラクティブ採用」を提供するのか?

MILは2018年の創業以来、インタラクティブ動画をマーケティング、営業、CS、IRなど幅広い領域で活用してきました。
8年間で制作本数は33,000本以上、総再生回数は約9,000万回を超えます。

マーケティング領域で培った、
・「成果」から逆算したクリエイティブ力
・データドリブンなカスタマーサクセス

この2点は、採用領域においても展開していくべきだと考えました。
単なる一方通行の動画ではなく、ユーザーが能動的に選び・関わる「インタラクティブ体験」の創出は、MILにしか実現できないと自負しています。

光岡 敦
MIL株式会社 代表取締役 CEO

いま、学生に選ばれる採用を、本気で考えるタイミングが来ています。
母集団形成に頼るだけでは通用しない時代。売り手市場の今こそ、採用プロセスを根本から見直す絶好のチャンスです。
そしてそれは、決して難しく考える必要はありません。
学生が「参加しやすく」「情報を集めやすい」体験を提供すれば、彼らは自ら動き、熱量のあるデータを残してくれます。そのデータこそが、採用成功の鍵になります。
インタラクティブ採用は、“学生に選ばれる企業”への第一歩。
人事担当者が学生の理解を深めることは本来、何より楽しく、何よりやりがいのある取り組みだと思っています。
私たちMILは、クリエイティブの力とデータの力で、皆さまの採用活動を全力でサポートします。
未来の採用を、一緒にアップデートしていきましょう。