住友林業ホームエンジニアリング

インタラクティブ採用で内定承諾率1.3倍!
説明会自動化で工数削減と個別フォローの強化を実現。
施工管理職などの専門職採用に成果!

「施工会社としてお客様への健康・安全・安心・高品質な建築物を提供すること」をフィロソフィーとして掲げる、
住友林業ホームエンジニアリング株式会社様。コロナの影響や採用活動の早期化など社会情勢の影響を受ける中で、
新卒採用の人数を拡大することになり、母集団形成や業務効率の課題を解決するためにインタラクティブ採用「Recruit MIL」を導入いただきました。今回は、住友林業ホームエンジニアリング株式会社 人事部 サブマネージャー 埴岡 知子様(写真左)と田村 あみ様(写真右)にお話を伺いました。
課  題
  • 採用人数目標が多い「施工管理職」の母集団を増やしたい。
  • 会社説明会の工数軽減により説明会後のフォローを手厚くして、
歩留まりを改善したい。
施策内容
  • 会社説明会の約8割をインタラクティブ化して、オンデマンド配信を実施。
効  果
  • 会社説明会の参加率が9.5%増加(昨対比)し、候補者形成を最大化。
  • 説明会の工数を年間約400時間削減(200時間×担当者2名分)
  • 工数を削減した分、コア業務の時間を創出(説明会後のフォロー、新入社員の入社前後対応など)
  • 内定承諾率が1.3倍に

コロナや早期選考の影響で採用環境が急速に変化する中、採用人数が倍増!母集団形成と歩留まりに課題。

──事業内容を教えてください。

田村様
弊社は住友林業グループ唯一の施工専門会社として、高品質な建築物を形にする [施工管理] と、在来工法から最新工法まで幅広く対応できる [技能] を提供しています。事業内容としましては、戸建住宅事業に始まり、中大規模木造事業・リフォーム事業・土木事業をメインに展開しております。

──所属部署の役割・ミッションを教えてください。

田村様
新卒採用では大きく分けて3職種を募集しており、26年度採用では、技術職(施工管理・積算・店舗設計)34名、技能職(大工、左官)10名、業務職6名の合計50名を目標人数としています。採用活動が年々早期化する中で、採用開始時期を早めるだけでなく、入社までの約1年〜1年半という期間を学生の熱を保ちながら入社まで誘導し、最終的には入社後もフォローをすることがチームのミッションとなっています。

──チームの体制と主な取り組みを教えてください。

田村様
新卒採用は3~4名で分担しており、埴岡が全体を統括し、私ともう1名が学生との連絡を担当、もう1名が技術系の採用兼研修を担当しています。目標達成に向けて、まずは合同説明会や会社説明会を開催して母集団を形成し、次のステップとしてインターンシップや仕事体験などのイベントへ誘致しています。その後、選考へとつなげていく中で、内定承諾率を向上させるべく、動画活用や現場見学・先輩社員座談会を実施しております。

──新卒採用活動を行う中で、どのような課題がありましたか?

埴岡様
コロナや早期選考の影響で採用環境が急速に変化する中、採用人数が倍増することとなり、母集団形成と歩留まりに悩んでいました。

以前は3月の採用活動解禁に合わせて、ナビサイトに会社説明会の案内を掲載をすれば、一気に申し込みが入り、一括で母集団形成ができていましたので、その流れを大前提として選考を行っていました。仙台・東京・名古屋・大阪・九州の全国5ヶ所で対面形式の説明会を開催し、各1日~4日間、午前・午後2時間ずつ実施していたんです。コロナ以降は対面での説明会ができなくなったため、対面とオンラインを併用するようになりました。

説明会のやり方を模索している中で、24年度頃から世の中の採用活動の流れが早期選考へと急速に変化していきます。25年度採用以降は、採用に直結するインターンシップが正式に政府公認となり、従来通り3月に説明会を開催しても過去の3割くらいしか学生が集まらない状況に…。さらに「働き方改革」の影響で採用人数を一気に増やす社内方針となり、新しい方法を導入しないまま、過去は10名程度だった採用人数が、20名・30名・40名と、毎年のように目標値だけが増えていきました。

特に、募集している3職種の中でも一番採用人数目標が多い「施工管理職」の採用が課題となっていました。そもそも、建築系の学生の母数自体が年々減っている中、弊社も含めて他社も採用人数を増やしている傾向にありますので「学生の奪い合い」が生じ、母集団形成や歩留まりに課題が生じやすい状況に陥っていました。

──高い目標値を達成するために、どのような取り組みをしたのですか?

埴岡様
説明会1回あたりの参加者が減った分、回数や期間を増やしてカバーをしようと、従来は4月に終えていた会社説明会を、7月頃まで定期開催するようになりました。就職活動が早期化したとはいえ、学生の考え方や動き方は一律ではありません。意識が高く早期に動く方、勉強を優先して中間で動く方、ゆっくりと考えて末期に動く方と様々です。特に大手ではない弊社の場合、従来のように一気に母集団を集めるのではなく、より個々の学生にパーソナライズした対応が重要になってくると考えました。そこで24年度採用の会社説明会はオンラインと対面を併用し、25年度採用は完全オンラインで、3月から7月頃まで定期的に開催するようになりました。「一人でも来てくれたら、何とか選考につなげたい」との想いで、個別対応を丁寧に行うことを意識して、ひたすら開催数を重ねていきました。

──会社説明会の頻度を増やす中で、どのような課題がありましたか?

田村様
説明会の「運用工数」と「学生を惹きつける情報発信」に課題を感じていました。

まず工数については、週に8時間(週2回×午前と午後の2回×各2時間)ほど運用工数が発生していましたが、工数と比較して成果が出にくく、非常に苦戦していました。参加者が5-6名いれば多いほうで、1・2名しか参加者が集まらないことも…。やむを得ず中止をした回もありました。また、資料更新や資料データの提供など、付随業務にも工数が発生していました。説明会の後にメール送信だけでなく電話をして個別に会話をすることで、インターンなど次のイベントへ参加してもらいやすいことは過去実績を見ても明白なのですが、リソース不足のために、フォローまで手が回らず…。電話ができる日とできない日のばらつきが生じていました。

また、学生を惹きつける情報発信にも苦戦していました。約2時間の情報発信で、会社概要と職種説明を行い、最後に質疑応答の時間を設けているのですが、短期間に複数社が会社説明会を開催していますので、学生の受け取る情報量は非常に多いはずです。人によっては2時間が「長い」と感じるかもしれません。「学生を惹きつけ、魅力を伝えるにはどうしたらよいか?何が学生に刺さるのか?」明確な答えのないまま、手探りの日々が続きました。

──MILを導入される決め手になったポイントは何ですか?

埴岡様
学生自身が、自分のタイミングで見たいものを能動的に選べる「双方向性」を高く評価しました。かねてから動画化で工数削減できると興味を持ってはいましたが、一方的な伝え方になってしまうことを懸念して、導入は見送っていました。私自身、自分で説明会を行っていた頃から「ライブ感」をこだわりとしていたためです。全員に同じ話を一方通行で伝えるのではなく「参加者が今こういう話を聞きたいのかな」と感じたら、その部分を詳しく話すなど伝え方に工夫を凝らしていました。しかし「Recruit MIL」であれば、学生が興味を持った項目をタップして、能動的に深掘りしてもらえるので、対面の説明会同様に「パーソナライズな対話」が提供できると感じて、導入を決めました。

田村様
私は実際に説明会を運用している担当者として、工数削減に大きな魅力を感じました。説明会を「Recruit MIL」に置き換えることで、明確に工数を削減できるため、その分、個別フォローなどの本来すべき業務に充てられると業務改善のイメージが湧きました。

説明会の約8割を「Recruit MIL」で自動化し、年間約400時間の工数削減に成功!個別フォローなどコア業務に注力できる体制を構築。

──今回、どのような目的・施策で「Recruit MIL」を活用しているか教えてください。

田村様
おもに「母集団形成」と「説明会運用の工数削減」を目的として、インタラクティブ化した説明会動画を配信しています。25年度採用に関しては完全オンライン(リアルタイム配信)でしたが、26年度採用は約8割を「Recruit MIL」による説明会に置き換え、約2割をオンラインで行う形で運用してまいりました。

また母集団形成の他にも、学内説明会の参加者など選考中の学生に送って職種への理解を深めてもらったり、内定辞退を抑制するために内定者へ送ったりと、歩留まり改善にも活用しています。学内説明会などで接触してから少し日にちが空くと、学生自身も「どんな会社だったか?」「どこが良かったのか?」など記憶が薄れてしまいますので、どんな会社・仕事なのかを改めて再認識していただくために活用しています。

──現時点での効果・手応えはいかがでしょうか?

田村様
以前は火曜日と土曜日の週二回、説明会を開催していたのですが、大学のゼミやアルバイトなどの事情で、説明会の日程が合わずに参加できない学生が一定数いました。「Recruit MIL」の導入後は、いつでも・何曜日でも、学生のタイミングに合わせて視聴できるようになったので、その問題が完全に解消されました。これにより昨年と比較して参加率が9.5%増加し、母集団の最大化を実現しています。

また導入理由のひとつであった「工数削減」にも効果を発揮しています。26年度卒の説明会を例にとると、1ヶ月あたり計32時間(週2日×4時間×4週間)が軽減されました。説明会の実施時間だけでなく、資料作成や機材セッティング、予約人数の確認、リマインドメールの送信、資料のメール送信など前後の業務をすべて合わせると、月間約40時間、年間約200時間の削減につながったのではないでしょうか。
またおもに2名で説明会を実施しておりますので、200時間×2名分で約400時間の削減になりますね。

埴岡様
以前は学内説明会などで学生と接触しても、その直後に説明会などのイベントがない時期は、ご案内できるコンテンツが「採用ホームページ」しかありませんでしたので、どうしても情報が足りず、記憶に残せないジレンマがありました。「Recruit MIL」導入後は、24時間365日ご案内できますし、動画内にアンケートフォームがあるので気になったことを気軽に質問してもらえるようになりました。カジュアルにコミュニケーションできる体制が整ったことも導入効果のひとつですね。また、学内説明会で配布したチラシをきっかけに、数ヶ月後に再度動画を見て応募・承諾につながった学生もおり、動画によって継続的に会社を思い出してもらえるようになった点も非常に大きな変化です。

──「Recruit MIL」導入によりリアルタイムの説明会が減った結果、どんな業務にリソースを割けるようになりましたか?

田村様
説明会で興味をもってもらった後に、電話で学生と話す余裕が生まれたので、インターンシップへの誘致ができるようになりました。

埴岡様
リソースにゆとりが生まれたことで、入社前のサポートも手厚くできるようになりましたね。特に説明会の多い3~4月は同時に面接もありますし、4月入社の準備・手配の時期とも重なります。4月1日からは5日間の新入社員研修に帯同し、マナー講習などを行いますので、その準備も必要になります。そうした新入社員の受け入れ準備にも尽力できるようになりました。社宅や引っ越しの問い合わせなど、入社前の細かな質問や不安にも迅速に回答できるようになり「安心して入社できる」と感じてもらえたのではないかと思います。

視聴データから把握した「興味関心」を元にした適切なコミュニケーションで志望度をアップ!内定承諾率が1.3倍に!

──26卒の採用活動において「内定承諾率」に変化はありましたか?

埴岡様
内定承諾率は約130%向上しました。Recruit MILによる説明会自動化で余裕が生まれ、その分、学生一人ひとりに合わせた「個別対応」が可能になったことが大きいと思います。また、Recruit MILの視聴データから学生の関心度を把握した上で、保留中の学生にも適切なタイミングでフォローできるようになりました。

──動画の視聴データから、何か新しい気づきはありましたか?

田村様
視聴時間によって志望度が把握できる点が非常に良いと感じています。弊社の必須視聴としている項目の合計は約50分ですが、中には2時間以上視聴してくださる学生もいらっしゃり、視聴時間に比例して志望度が高いことがうかがえます。また動画内のアンケートにより、希望職種や学生の不明点も得られるため、電話でスムーズに選考まで案内できるようになったこともありがたいですね。

──動画の企画・制作~公開後に至るまでの、MILのサポート体制はいかがでしたか?

田村様
企画提案から始まって、動画撮影・編集、データなど、ご対応いただいた皆さまの物腰がとても柔らかく、親切丁寧にご対応いただき感謝しています。特に畔地様には細かな修正まで迅速にご対応いただき、弊社に対しての理解も深く、公開後も変わらずに伴走いただいております。

埴岡様
皆さん相談しやすく、動画撮影時も何回も失敗しても嫌な顔をせずにずっとお付き合いいただきました。「一緒のチーム」として取り組んでいる感覚があります。ありがとうございます。

──今後のMILの活用計画や、今後のMILに期待することをぜひ教えてください。

田村様
引き続き、会社説明会動画として活用する他、社員インタビューや一日のスケジュール密着など、より学生に興味を持ってもらえる「インタラクティブ動画」を展開できればと考えています。動画撮影のポイントや動画用の資料のつくり方については、引き続き、プロならではのアドバイスをいただけるとうれしいですね。

埴岡様:今の説明会動画をさらにブラッシュアップして「住友林業ホームエンジニアリングらしさ」を伝えていきたいので、普段の職場の様子を入れるなどして、会社の雰囲気や「人となり」を表現したいです。内容も大事ですが「居心地の良い空気感」を伝えたい。引き続き、よりよい会社説明会を生み出すサポートをお願いします。

──最後に、これからRecruit MILの活用を検討している人事担当者の方向けに、メッセージをお願いします!

埴岡様
MILさんに出会う前は「動画だったら、これは伝わらないだろうな…」と消極的に捉えていたのですが、「Recruit MIL」は普通の動画ではありません。あきらめるのではなくて「大事にしたいこだわり」をMILさんに相談すれば、自分たちらしい素敵な表現ができると思います。さらに、空いた時間で今までできなかったことが実行できるようになると思うので、また視野が広がっていくはずです。ぜひ一歩を踏み出してみてください。

──本日はありがとうございました!今後とも宜しくお願いいたします。

担当者コメント:畔地 亮介

MIL株式会社 カスタマーサクセス
Recruit MIL制作の段階から、就活生への配信方法のご提案、視聴データの連携をサポートを行っています。「初めての動画化」ということもあり、収録時にとても緊張されていたのを覚えています。

今後も、視聴データを基にして就活生の興味関心を見える化し、より効率的な採用活動へ繋げていけるよう取り組んでまいります。引き続き、会社説明会から内定までの各フェーズで貢献できるよう、精一杯伴走させていただきます。

担当者コメント:金安 覚

MIL株式会社 フィールドセールス

Recruit MILのご紹介~デモのご提案まで、営業として担当させていただきました。「オンライン説明会・対面の施策(座談会)などを実施する中で、なかなか手ごたえが感じられていない」との課題をお伺いし、MILの新しいサービスに可能性を感じていただき、社内の理解を得るまでに多大なご尽力をいただきました。

視聴データを元に、毎年の採用活動のアップデートのお手伝いも伴走させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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