IIJグローバルソリューションズ

ブラックボックスだった動画説明会から脱却!「誰が・いつ・何をみたか?」までわかる最新説明会へ進化。

「つなげる 安心のその先へ」というパーパスのもと、国内外に事業を展開する企業向けにICT基盤を提供している株式会社IIJグローバルソリューションズ様。同社では、売り手市場へと変化する中で、一人ひとりの学生の興味関心に合わせたコミュニケーションを実現するため、新たなアプローチとしてインタラクティブ採用「リクルートミル」を導入いただきました。「AIのアドバイス×視聴データ」を活用して個別フォローを最適化し、選考中辞退を未然に防止しています。

今回は、株式会社IIJグローバルソリューションズ 管理本部 人事部の大貫様と木下様にお話を伺いました。

課題
  • 学生の繋ぎ止めの弱体化(選考中辞退の増加、内定承諾率の低下など)
  • 学生との個別コミュニケーションの最適化
施策内容
  • 従来の動画説明会をインタラクティブ動画化して、オンデマンド配信を実施。
  • 個別の視聴データから一人ひとりの学生の興味関心を深く把握した上で、最適な情報提供を行う。
効果
  • 個別の視聴データから学生の視聴動向を把握し、最適なコミュニケーションが図れる体制を構築。
  • 最適なフォローによる、繋ぎ止めの強化(選考中辞退の減少、内定承諾率の上昇など)

売り手市場の中、「学生の繋ぎ止め」に苦戦…。内定承諾率の低下や選考中辞退に課題。

──事業内容を教えてください。

大貫様
弊社は「つなげる 安心のその先へ」というパーパスのもと、国内外に事業を展開する企業向けにICT基盤を提供しています。主な事業領域はクラウド、ネットワーク、セキュリティを中心としたソリューションで、国内外に拠点を持つ企業に対し、安全かつ効率的なICTインフラをワンストップで提供しています。

ネットワーク、クラウド、セキュリティを軸に、業界問わず様々な企業のDX推進やグローバル展開を支援。近年はゼロトラストセキュリティやマルチクラウド、SASEなどの先進技術を活用し、柔軟かつ安全なIT基盤の実現に取り組んでいます。

──所属部署とご自身の役割・ミッションを教えてください。

大貫様
今、我々の会社は大きな転換期を迎えています。ビジネスが急速に成長する中で、より多くの仲間が必要になっており、採用チームはまさに「会社の未来」を担う、非常に重要な役割だと考えています。25名の採用目標が達成できるように日々活動をしています。

私自身は採用チームのリーダーとして新卒・中途両方の企画・運用を担当しており、新卒採用は木下と二名体制で対応しています。企画面は私が先導しつつ、木下は母集団形成のためのスカウト配信やプロモーション、学校訪問、面接対応などを担当しています。私たちの採用の特徴は「学生の本質を見極める」こと。そのために学生との会話はとても大切にしているので書類選考は行わず希望者には全員と面談・面接をするようにしています。書類だけで学生の本質を見極めるのは難しいので、必ず全員と直接会話をして、本質を見極めることを大切にしています。

──MIL導入前にどのような課題がありましたか?

大貫様
売り手市場の中、内定承諾率の低下や選考中辞退率の上昇などが続き「学生の繋ぎ止め」に苦戦していました。以前は選考面接後にフィードバックをして、次の面接のアドバイスをしたり、宿題を出して次の選考に臨んでもらうなど、学生に寄り添った「丁寧なコミュニケーションの積み重ね」が内定承諾までの勝ち筋だったのですが、近年は学生が内定を獲得しやすい状況になり、弊社が行ってきた「次回選考に向けたアドバイスや宿題」に価値を感じてもらいにくくなりました。

こうした状況を打破するためには各フェーズで「学生一人ひとりのニーズに合わせた情報提供」を行い、惹きつけ、内定承諾までの繋ぎ止めを強化する必要があると感じるようになりました。

学生の入口となる「会社説明会」のリニューアルに着目!よりよい動画説明会の手法を模索していた。

──情報発信には、どのような課題があったのでしょうか?

大貫様
今の学生は「事業内容・業務内容」よりも「職場環境や人間関係、研修制度、福利厚生」などを重視する傾向があり、それらが満たされる企業かどうか確認した上で、仕事や企業を探している傾向が強いと感じています。しかし、弊社が力を入れて発信している情報は「事業内容・業務内容」などの紹介がメインで、学生のニーズと弊社が提供している情報には大きなズレがありました。そこでまずは、学生の入口となる「会社説明会」の情報発信を改めて見直したいと考えました。

──従来は「会社説明会」をどのように運用していたのですか?

大貫様
弊社では、対面の会社説明会とオンラインでの会社説明会を並行して開催してきました。ただし、少人数で新卒採用を行っていますのですべての説明会をリアルタイムで行うことが難しく、ピーク時の工数削減や、地方の学生との出会いの創出のために、2017年頃からオンデマンド型の動画説明会を導入しました。ナビ媒体の提供している動画説明会やYouTubeでの運用など、形式を変えながら動画説明会の運用を続ける中、いくつかの課題も見えてきました。

──「オンデマンド型の動画説明会」を運用する中で見えた課題について、詳しく教えてください。

大貫様
まず、動画説明会は学生との双方向のコミュニケーションができないため、どうしても一方的な情報提供になってしまうということです。学生がどんな反応をして、何を知りたがっているかがわからないので、本当に興味のある情報を提供できているのか?理解ができているのか?という点が不明確でした。例えば、採用サイト上にYouTubeの動画を設置していた頃は、Google Anaryticsでページ自体の分析はしていたものの、動画内で何が見られているかまでは把握できず…。さらに個別のデータは取得できませんので、いつ、誰がどのように見ているのか?がまったくわかりませんでした。

また「色々なことを伝えたい」という採用担当の想いが強いがゆえに、どうしても伝えたい内容が多くなり動画が長尺になっていました。チャプターを分けたり、動画概要欄で説明を記載するなど工夫はしたものの、「タイパ」を重要視する今の学生は途中で飽きて離脱してしまうのではないか…という不安が常につきまといました。動画説明会自体には一定の効果がありましたので、

「①学生の視聴動向(興味関心)がわかる」
「②学生が知りたいポイントにすぐアクセスできる」

この理想の二つを満たす動画手法がないかと模索する日々でした。

「学生一人ひとりの視聴動態データの取得」と「AIのアドバイス機能」を評価して、リクルートミル導入を決定。

──インタラクティブ採用「リクルートミル」の第一印象はいかがでしたか?

大貫様
理想を満たすサービスがないかと、藁にもすがる思いで情報収集をしていた中で「リクルートミル」を見つけました。実際のサンプル動画を見て、まさに「自分がやりたかったことはこれだ!!」と直感。学生一人ひとりの視聴動向を取得・分析できる点が「学生一人ひとりにアプローチして、グリップしていく」という私たちの採用アプローチと合っていると感じました。すぐに問い合わせをして詳しい内容を伺い、即日、資料をまとめて新卒採用のメンバーに提案しました。メンバーからも「面白いですね」などと前向きな反応があり、その勢いのまま上長に 「これ、良くないですか!」と紹介したことを思い出します(笑)。

──インタラクティブ採用「リクルートミル」を導入される決め手になったポイントは何ですか?

大貫様
「従来の動画説明会で感じていた課題」を解消できる機能が実装されている点が大きかったですね。具体的には、学生一人ひとりが自分の知りたい項目を選んで動画を視聴できることや、クリック・タップなどのアクションを通じて理解促進ができる点に魅力を感じました。

特に決め手となったのは「学生一人ひとりの視聴動態データの取得」と「AIのアドバイス機能」です。私たちは学生の志向に合わせたアプローチを重ねることで、学生が納得して入社を決めるというストーリーテリングを考えているので、動画視聴動向を通じて学生が”何に興味をもっているのか=本音”を把握できる点を高く評価しました。

──逆に導入時の懸念はありましたか?

大貫様
従来の動画説明会ではデータを利活用できなかったために、社内から「視聴データを取得できても、面接の続く忙しい状況の中で、本当に分析に時間をかけられるのか?」という指摘がありました。しかし「リクルートミル」にはAI機能が備わっているため、データの分析や要約・アドバイス機能があると社内に伝えたことで社内の理解も得られ、私たちも安心して導入を決断できました。

「リクルートミル」で会社説明会を自動化し、視聴データを元に学生理解を促進。学生個人の興味がわかるから、内定辞退の抑制が可能に!

──今回、どのような目的でインタラクティブ動画を活用しているか教えてください。

木下様
学生の理解促進および選考中の繋ぎ止め施策として「リクルートミル」を活用しています。

まず一つの活用は「会社説明会」の代替です。ナビサイトからのエントリー後や、スカウト承諾後などに送信し、企業や業務内容について理解を促進します。「リクルートミル」を先に送った上で面談を行い、面談では動画内で気になったポイントについて、より深く伝えるようになりました。その他、選考中も各ステップで繰り返し見てもらうようにしています。

またもう一つの活用は「学生理解」です。一人ひとりの視聴動向から学生が何に興味を持っているのかを理解し、人事として伝えるポイントを把握するのに活用しています。

──現時点での効果・手応えはいかがでしょうか?

木下様
「リクルートミル」の導入後は、視聴動向データから一人ひとりの興味を把握できるようになったので「学生が気になっているポイント」を理解した上で、面談・面接で深く伝えられるようになりました。以前の動画説明会では、人気のコンテンツ・ページはわかっても、学生個人の興味はわかりませんでした。この変化は大きいです。

大貫様
「一人ひとりの学生の興味関心」にあわせて、アピールや情報提供の仕方が変えられるようになり、内定辞退の抑制につながっていると感じます。私が対応した学生のケースでは、例えば、大学の専攻と弊社の業務内容の関連が薄いため「研修制度を気にする」と話している学生がいました。視聴データを確認すると、確かに「研修制度」の項目を多く見ており、さらに「先輩社員インタビュー」も多く見ていました。「未経験でも成長できる環境か?」を気にしているのではないかと推測し、面談で改めて研修の話を具体的に説明したところ、安心してもらうことができ、内定承諾につながったことがありました。学生ごとの関心に合った情報の提供が候補者体験の向上につながると「リクルートミル」導入の確かな手ごたえを感じています。

木下様
選考の後期フェーズになると、視聴傾向からある程度「志望度」を把握できるように感じますね。特に最終面接前などに動画説明会を見ている学生ほど「入社したい」という意欲が高く、しっかりと準備に取り組んでいる様子が伝わってきます。また近年は、内定後も入社を悩んでいる学生が多いため、過去にどの項目を多く視聴していたかを確認し、コミュニケーションの参考にしています。こうした一つひとつの取り組みが、意欲醸成につながるのではないかと期待しています。

「採用チームの一員」のようなMILのサポートに感謝。今後は更に、内容や資料をアップデートしていきたい。

──説明会のコンテンツを作る上でこだわったポイントは? ‎

木下様
「学生の見やすさ」にこだわりました。特に「目次」の画面は、学生が見やすいようにコンテンツを項目ごとに分け、見たいところだけ見られるように構成を工夫しました。また「リクルート」は既存コンテンツへのリンクも入れられるという点が非常に良く、「ヴァーチャル会社見学」など以前に制作したコンテンツを入れて、より深く弊社を理解いただける導線を作りました。

大貫様
オープニングには以前に制作したプロモーション動画を入れました。動画内に会社の価値観や『ブランドメッセージ』で重要視しているキーワードを散りばめていますので、事前にキーワードをインプットすることで、企業理解を深めてもらう狙いもあります。選考の各フェーズで繰り返し動画を見てもらい、印象に残れば嬉しいですね。

──企画・制作~公開後に至るまでの、MILのサポート体制はいかがでしたか?

木下様
メールや電話で適宜サポートしていただき、要望にも対応していただきました。打合せの際も沢山の改善の提案をいただいて「ここまでしてくれるんだ!」という驚きがありました。手厚いサポートで、非常にありがたいと思っています。

大貫様
導入時は細かいオーダーにも真摯に対応いただきました。また私たちが気付いていない部分にも色々とご提案をいただき「より良くしよう」という熱意が感じられて、勝手に「採用チームの一員」のような感覚を抱いています(笑)。いつもありがとうございます。

──ありがとうございます!それでは最後に、今後のMILの活用計画や、今後のMILに期待することを教えてください。

木下様
資料や内容をアップデートし、さらに学生が見たいと思うような目次や表現に変えていきたいです。また今後はさらに色々な経路で出会った学生へ動画を見てもらえる導線にしたいと考えていますので「どの学生がどれくらい見ているのか?」がわかりやすく把握・運用できる形にしたいと考えています。

大貫様
「リクルートミル」の導入企業が増えてきていると伺っていますので、今後は、他社の成功事例をより多く共有いただきながら、弊社の施策にも応用できると嬉しいです。引き続き、宜しくお願いします。

──本日はありがとうございました!今後とも宜しくお願いいたします。

担当者コメント:畔地 亮介
MIL株式会社 カスタマーサクセス
動画配備の設計および視聴データのATS連携をご支援しています。今回の施策では「個人視聴データから学生の興味関心を可視化し、採用活動を効率化すること」を目指して、MIL視聴前後の導線設計と
個人視聴データ連携部分を主導いたしました。


今後も、視聴データから候補者の関心領域を把握し「選考設計に活かせる仕組みづくり」を強化することで、説明会~内定までのプロセスで価値を発揮し続けられるよう、伴走してまいります。